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4月が新学期なのは日本だけ??|定期コラム

2017.04.10

日本ホームページサポートのコラム更新です。
こんにちは。

 

4月に入り、気温も高くなってきて過ごしやすくなりました。
気付いたらもう2017年も三分の一が経過しています。(あっという間ですね。)

4月といえば、入学や新社会人など、心機一転新しいスタートを迎える時期です。
1月の年はじめとはまた違った、1年の節目としての新たなスタートを感じる
この4月ですが、実はこの4月の“新学期”は日本特有のものなんです。

世界各国の新学期

1月  オーストラリア、ニュージーランド
2月  ブラジル
3月  韓国
4月  日本
5月  タイ
6月  フィリピン
9月  アメリカ、カナダ、スペイン、イタリア、フランス、イギリス、
オランダ、ロシア、ベルギー、トルコ、中国、台湾、ベトナム
10月  カンボジア

※地域や州によって異なる場所もあります

日本では当たり前として感じる4月の学期始まりですが、
外国では大きな休み(夏休み)開けに新学期が始まるところが殆どのようです。

ではなぜ4月を区切りに新学期とするか?
その理由は意外と知らない方が多いのではないでしょうか。

 


4月を“新学期”とした理由
江戸時代までさかのぼると、そもそも読み書きを習う場が寺子屋や学問所で、
今の学校の制度のような一斉入学ではなく、随時入学することができました。

 

しかし明治時代になり外国の文化が入り始めると、西洋の教育が導入され、
一斉入学の制度が組み込まれていきました。
このときの新学期は4月はじまりではなく、9月入学が主流でした。
(外国の新学期のスタンダードが9月はじまりだった)

 

そしてこの後富国強兵政策と外国文化の影響により、
会計年度と軍隊の入隊届開始を政府が3~4月にしたことによって、
それに合わせるように学校の新学期も4月へと変わっていったようです。
(稲作中心だった日本には米作りの始まる時期が一年の区切りになることが
一番合ったようです)

 

9月はじまりの学校と4月はじまりの学校が混在している時期もあったようですが、
昭和初期にやっと小学校~大学がほぼ全て4月はじまりに統一されました。

戦後、企業でも4月からの新卒の就職が一般化したことで
やっと日本の世の中の“4月はじまり”の仕組みの足並みがそろったようです。

 

4月が新学期でありはじまりの季節、というのは日本だけで、
しかもそれが割と最近出来た仕組みだということにビックリしてしまいますね。

これから先国際化が進んでいくと、また日本の仕組みも変わっていき、
入学式は桜と共にではなく日焼けと共になんてことになっていくかもしれませんね。

 

 


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カテゴリー: コラム 

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